2016年7月29日金曜日

QWERTY キーボードの楽器の入力デバイスとしての有用性って

DTMの始め方とか探ってみたり。 お金をかけるのは極力なしの方向で。

DTMを始めるとき、まずシーケンサーやらDAWやらシンセサイザーやらVSTとかMIDIやらシンセ用語がよくわからないってのがひとつのハードルになってると思うのですが、ぼんやり3割くらい理解できるようになってきた。 

最低限必要なのは

  • vst host
  • 音源(VST Instrumentというやつ)


で、まあこれだけで音を作って鳴らすことができる。 ただ、コンピューターが楽器と呼べるレベルになるかというとそうでもなくて、qwertyキーボードで音を鳴らすのは結構キツいものがある。

これを楽器を扱う感覚で鳴らすにはMIDI鍵盤などを追加する必要がある。

が、ここでMIDI鍵盤を追加するのはちょっと本末転倒なんじゃないかと思ったり。

どういうことかというとPCの中に音楽制作環境を作ろうとしているのに外部パーツを安易に増やしていいんだろうかってことで。

果たしてjp106QWERTYキーボードを楽器レベルに昇華することはできないのか。

確かに普通の鍵盤と比べるとキーボードは横幅もないし、ハード的にベロシティの入力ができないなど不利な面もあるのだけど、考えようによっては、面白い特徴もある。

まずキーの数は結構多い。アルファベットだけで26キーあるし数字やファンクションキーテンキーを合わせると50は軽くある。奥行きがあるぶん、直線に並べた時より、直感的ではないが、うまく使えば演奏時の手の移動距離は小さくできそうだし、より多くのキーを押さえることも可能かもしれない。

そして、鍵盤と違ってカスタマイズが容易という利点もある。

で、QWERTYキーボードを純粋に楽器の入力装置として使えないか、調べてみると、freepianoというソフトを見つけた。
VirtualMIDIケーブルを使えば、MIDIデバイスであるかのように使用することもできる。MIDI Yokeというソフトを使う。また、freepiano はVSTi を直接インポートできたりするので、VSTHostが無くてもちょっと音源単体を鳴らしてみたい時にもつかえてなんかいい。音質はよくわからない。

このソフトを使えば入力は可能になったが、♯や♭を鳴らす時に難があって、キーマップをいじる必要があるみたい。だが、カスタマイズはフルスクリプトではないもののある程度の事はできそうだった。Key UP Downによって定義済みの変数を変更したり 複数の NOTE ON を送ったりはできるようだ。

おもしろそうだ。キーボードを擬似鍵盤として定義するとやっぱり劣化鍵盤としての位置にならざるを得ないけど、全く新しい入力装置としてゼロから再定義するならばどういう形になるだろうかと考えたり。 例えばドは必ずしもレの左側に配置する必要もないのではないかってこと。せっかくキーボードには奥行きがあるのだからそれを活かすインプットメソッドを模索できる余地がありそうかなあと思いながら、楽器も弾けない癖にポップコーンをはじいてみたり、和音を押してみたりしてみたり。

すると、なんか致命的な欠点を発見した。自分のQWERTYキーボードには同時に押せないキーがある。logicool の K360というやつだがKとWとRを同時に押したとき、どうやってもそのうち二つまでしか認識しなかった。ハード的にそういうモノらしい。

やっぱりQWERTYキーボード奏者になる事は叶わなかった。ま、モノシンセだったら問題ないっちゃないけど。

ただ、希望が無いわけでも無い。
確かにQWERTYキーボードはキーを押せない。しかしゲーミングキーボードはどうだろう?
ゲーミングキーボードは同時押しの制限があまりないようだ。だとすればこれを買えばもう少し遊べたかもネ。

でもそうなってくると、グダグダやってないであきらめてMIDI鍵盤買えよってハナシになるので微妙なところなんですけど、知りたいだけで、楽器やDTM使いになりたいってわけでもないし、みんながやったことが無い事をやるという意味ではゲーミングキーボードを買うのもありかも。

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